2010-01-01から1年間の記事一覧

肺炎

呼吸器診療スキルアップp.80 肺炎の診断は通常容易であり、発熱などの炎症症状を有し、胸部X線写真上、浸潤影を呈していたならば臨床的に診断される。しかしながら、胸部X線写真上、肺炎類似の浸潤影を呈するものには以下のようなものがあり、これらの鑑別を…

術後消化管出血

外科周術期マニュアル / 岩井直躬編集, 大辻英吾編集 京都 : 金芳堂 , 2010.6 p.68消化管出血消化管吻合部出血とそれ以外からの出血に分けられる 消化管吻合部出血 1)縫合糸や吻合器のステイプラーのゆるみ(手術当日の発症が多い) 2)縫合不全を伴う(…

acute myocardial infarctionとacute pericarditisについて気になったので調べた。意外と疫学については書いてないことが多いが、uptodateととあるホームページに載っているのを合わせると、だいたいこんな感じのイメージでよいと思う。acute MI 年間1万人…

電気生理検査

http://www.udatsu.vs1.jp/Bru-new-top.htmブルガダ症候群について多くの項目が立てられているサイト。http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_yamaguchi_iwao_h.pdf 電気生理検査を実施するにあたって必要と考えられる 技術と知識をまとめた(表3,…

感染症999の謎優れた学習者は、優れた答えを「知っている」者ではない。優れた問いを立てることができる者のことをいう。このことは、すでにソクラテス・プラトンの時代から看破されていた。確かに「問うて悪い質問なんて存在しない」とアメリカの医学生…

不整脈で困ったら作者: 山下武志出版社/メーカー: メディカルサイエンス社発売日: 2009/03/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (3件) を見る「3秒で読む」の山下先生の本。 不整脈と言うとまずECGが頭に出て…

循環器・救急医のための心電図の症例集〜CCUの現場で学ぶ120例〜 (手にとるようにわかる)作者: 大柳光正出版社/メーカー: ベクトル・コア発売日: 2010/03/05メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見るaMIの症例だけもたくさん用意されている…

ECG wave mavenのサイト

http://ecg.bidmc.harvard.edu/maven/displist.asp?ans=0

心電図の読み方パーフェクトマニュアル―理論と波形パターンで徹底トレーニング!作者: 渡辺重行,山口巖出版社/メーカー: 羊土社発売日: 2006/02/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 26回この商品を含むブログ (5件) を見る局在診断まで勉…

Rib notching

大動脈縮窄 上大静脈症候群 neurofibromatosis高安動脈炎でも見られるってどっかで聞いたような気がするが・・・Notching of the ribs has many origins. Basically, any of the three major intercostal structures can enlarge, compress, and erode the l…

British Council

http://www.britishcouncil.org/learnenglish-podcasts-professionals.htm スクリプトが手に入ってよい

心疾患の視診・触診・聴診 心エコー・ドプラ所見との対比による新しい考え方 [ 福田信夫 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 科学・医学・技術 > 医学・薬学 > 医学ショップ: 楽天ブックス価格: 9,720円

心エコーで心臓の動きをみて、どこが雑音の起きる原因になっているかを見れる。

レベルアップ心電図―波形パターンから学ぶ作者: 山科章,近森大志郎出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2004/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る心電図の勉強は、一冊しっかりとやるのがよいと感じた。 この本は、判読の手順をきちんと踏ん…

心臓外科

心臓手術の周術期管理作者: 天野篤出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル発売日: 2008/02/18メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (2件) を見る心臓外科を回る前によく読めばよかった。 一般的なオペの流れ、カニュレーシ…

妥当な治療戦略とは

感染症外来の帰還作者: 岩田健太郎,豊浦麻記子出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2010/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る 妥当な診療戦略は、常に「何を目的にして」という目的に照らし合わせた判断を行うこと…

営業には心理学より、動物行動学が重要だ

インテリジェンス人生相談 [個人編]作者: 佐藤優出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2009/04/25メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (12件) を見る p.191 最初から営業が成功すると思ってはなりません。まず、相手と話をして、自分の…

PeerView in practice

http://www.peerviewpress.com/ というサイトを見つけた。 podcastだけは、チェックしていたのだが、こんなに資料が充実していて、確認テストまでついているとは知らなかった。 すごく便利で、専門医レベル!?のことに関しても、英語で講義を受けることがで…

精神科

精神科の教科書には、どう症状を記述するか、基本的面接の仕方、疾患の分類と用語の定義、疾患の疫学、療法についての記載で終わってしまう。 「どう患者と向き合うか」をある個人が記述したものは教科書には少ない。この病気は難治性だとかいうことはわかる…

低カリウム

循環器病態学ファイル循環器病態学ファイル―循環器臨床のセンスを身につける作者: 村川裕二,岩崎雄樹,加藤武史出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (7件) …

政治家がやるべきこと

「医療サービスの低下を容認せよ 予算投入のみでは解決しない問題がある」 全国医師連盟 運営委員会議長 財団医療法人 中村病院 外科部長 太田信次 2010年2月2日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp 医療に関しては、アクセス、コスト、ク…

朝青竜の報道

イライラする。インターネットで 「朝青竜は自ら引退すべきか?」 「親方は責任があるか?」 を問うた結果を提示しながらのワイドショー。 なんてバカなことを聞くんだろう。 せめて「朝青竜が引退すべきとあなたは思うか?」ではないか。 あえて「自ら」と…

かぜ症候群と漢方

何か調子悪くて医者にかかる。何でもない場合もあるしそうでないこともある。 「何でもない」風邪だったりする場合には、「抗菌薬」は「風邪の根治」なるものを目指すことが可能だったとしても、風邪への対処法として誤りである。 健康な人が風邪を引いたよ…

学ぶこと

抗菌薬の考え方、使い方作者: 岩田健太郎,宮入烈出版社/メーカー: 中外医学社発売日: 2004/07/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るより 抗菌薬の選択の難しいところは、たとえ「間違った」選択をしても、患者さんがよくなっ…

世界観を学ぶこと

抗菌薬マスター戦略 -非問題解決型アプローチ-作者: 岩田健太郎出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル発売日: 2008/07/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 59回この商品を含むブログ (2件) を見る監訳者の序文より …

医学の勉強って

「医療政策」入門―医療を動かすための13講作者: 東京大学医療政策人材養成講座出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 76回この商品を含むブログ (13件) を見るp.274 医学教育が抱えるさまざまな課題日本の医学部…

日本人は辺境人

日本辺境論 (新潮新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/01メディア: 新書購入: 29人 クリック: 793回この商品を含むブログ (355件) を見る内田樹氏の「日本辺境論」を読んだ。新型インフルエンザのワクチン騒動にせよ、医師数増加の議論…

MRIC 1月5日 「医療改革国民会議」

健康医療市民会議 http://www.kisk.jp/ 構想日本 http://www.kosonippon.org/「医療改革の国技館」として「医療改革国民会議」の創設を提唱する 健康医療市民会議代表 梶原 拓2010年1月5日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 我々「健康医療市民会議」(…

心がけること、生き延びるのに必要なこと

p.153 はっきり言うが、「医者は道具」だ。今のこの日本において、医師は社会保障を担うただの兵隊だ。管理者から見れば、働く医療者は「稼ぐ医療器具」でしかない。医師の価値なんてことを真剣に考えているから概ね医師は辛くなる。人間の健康を影で支える…

ガイドライン

医者になってどうする p.192 少し前から、治療はエビデンスに則って行うべきであるとの考えで、根拠に基づかない医療は選択されない流れになってきた。すなわち、大規模対照試験で有効性が認められた治療を行うべきで、そこには医師の個人的な思考が入り込む…

プライマリケアって?

「医療政策」入門―医療を動かすための13講作者: 東京大学医療政策人材養成講座出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 76回この商品を含むブログ (13件) を見る医療政策入門 p.281 将来の見通しが立てられない医学…