コンビニ受診について

コンビニは24時間営業だが、たいていの時間帯アルバイトを時給1000円前後で雇っているのではないか。もちろん利用する人はいっぱいいるし、昼間の混雑の時間帯とか要領がよいか悪いかとかの能力の差は出る。しかしながら、何のトレーニングも必要としない。入ってからやることをちょっと覚えればできる話である。それに引き換え、医療が「コンビニ」化するとは、どういうことか?6年間学部の試験、決して難しくはないが努力は要する(いくら才能のある外科医でも、手先の器用さは天性のものだったかもしれないが、解剖学は勉強しないかぎりわからないことばかりだ)。卒業してもすぐに何でもできるわけでもない。そういった事情を勘案して、医療がコンビニ化するとはどういうことか考えたい。まさか本当のコンビニと同じ時給1000円前後で片がつくと思う人はいないのではないか?コンビニに勤めている人も真面目にやっているだろうが、人の出入り(客であり患者であり)から考えてみても医療現場の方が多いのではないか。それを考えたら医療のコンビニ化(、実現したら便利だと思う人もいるかもしれないが)は、どれくらいお金を払うのが適切なのか?そういった議論はしたのか?タダ同然、安くて当然なのか?コンビニだって昼間より夜のほうが給料が高い。何で病院では夜だけ人件費が特別高いということがないのか?どう考えても、患者か国が払うしかないわけで、国に払う能力がないのなら、患者が負担するシステムに変えるべきだとと思う。