日本に足りないもの
医者の自律
新ミレニアムにおける医療プロフェッショナリズム:医師憲章
(李啓充氏訳、『市場原理が医療を滅ぼす アメリカの失敗』p266〜268より引用)<3つの根本原則>
(1)患者の利益追求:医師は、患者の利益を守ることを何よりも優先し、市場・社会・管理者からの圧力に屈してはならない。
(2)患者の自律性:医師は、患者の自己決定権を尊重し、「インフォームド・ディシジョン」が下せるように、患者をempowerしなければならない。
(3)社会正義:医師には、医療における不平等や差別を排除するために積極的に活動する社会的責任がある。
<プロフェッショナルとしての10の責務>
(1)プロとしての能力についての責務
(2)患者に対して正直である責務
(3)患者の秘密を守る責任
(4)患者との適切な関係を維持する責務
(5)医療の質を向上させる義務
(6)医療へのアクセスを向上させる責務
(7)医療資源の適正配置についての責務
(8)科学的知識への責務
(9)「利害衝突」に適正に対処し信頼を維持する責務
(10)専門職に伴う責任を果たす責務
医学部・医師会が「どういう医者を育てるのか?」ということを明確にする努力をしなかったこと
医学部の学生のモチベーション?
学生時代をトレーニングの場と考えるのか、研修医までのモラトリアムと考えるか?
トレーニングちゃんとできてる?
医者の数か?医者につけるお金か?