■
「男たちへ」
塩野七生
を読んで
目指すべきものは何だろう?
p.240
他人の立場になって考える、とは、だから、不幸になりたくない男にとっては、良書を熟読するよりも、心しなければならない課題ではなかろうか。妥協をすすめているのではない。それにこれは妥協ではない。人間という存在を、優しく見るか見ないかの問題である。
p.255
ところが、四十代に入ってもなお迷っているのは、いけないことだと古人は言っている。四十にして惑わず、なのである。
四十代で望みのかなえられなかった男は、そのほとんどがもうオシマイなのである。
三十代をどう過ごしたかが、おおいに影響してくる。
p.337
成功する男について
身体全体からえもいわれぬ明るさを漂わせる男
暗黒面ばかりに眼がいく人、ではない男
自らの仕事に、九十パーセントの満足と、十パーセントの不満をもっている男
ごくごく普通の常識を尊重すること
人間性を暖かく見守れること