発生学における理論的な手法 by 近藤滋

 吉川研一&北原和夫著 「非平衡系の科学」、講談社、1994

 「生物の形作りの数理と物理」(本多久夫/編)、共立出版、2000

1「そもそも数理解析とか理論とか、どんなものなのかわからない」
2「どういう場合に数理解析が必要なのか」
3「分子のネットワークがわかれば十分だと思う」
 十分ではない
ネットワークが複雑になれば、その挙動を人間の頭で想像するのは、きわめて困難である。最近、分子間のクロストークという言葉がはやっている。なんだかかっこいい言葉で、〜〜の現象はこれこれの複数のシグナル経路のクロストークによって起きる、などというとわかったような気になってしまう。しかし、この言葉は「複雑でわけがわからない」といっているも同然である
 
4「発生は、あまりに複雑すぎて、数理的な処理にのらないと思う」
5「今まで、実験化に役立った理論なんて、ないと思う」
6「実験と理論(数理解析)の関係はどういうものなんでしょう?」
7「計算したい事象があるが、計算でどんなことができるのかわからないし、周りに専門家もいない」
8「自分のところで数理解析もやりたいが、数学はちょっと」
?「何を勉強したらよいのか?」
微分方程式の意味が分かる。 
プログラムが書ける必要がある。
 →1ヶ月でなんんとかしろ!
数値計算の初歩」っていうタイトルの本を工学系のコーナーで探す