齋藤氏は、文系では珍しく(?)大学院まで行ったようだ。氏の著書には氏自身が大学院で、なかなか論文をかけなかったことがエピソードとして語られている。その期間が氏の「内圧を高める」期間であったのかもしれないが、そういった境地に至った背景を知りたいものである。若い頃うまくいかなくても「曲げてはいけないもの」みたいなものは彼にとって何であったのか。平均寿命が80歳前後、40歳くらいで社会的成功をおさめられればすばらしい。ただ20代の自分としては、当然そこまで見越してというのは難しい。特にIT業界(自分が直接的に関わりそうな業界ではないけれど)では20代、あるいは30をちょっと過ぎた位で、「大成功」しているようにも見える。今の自分はどういう時期なのか(「内圧を高める」「既成のよいものをためる」のか)をよく考えたい。