http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=151339&lindID=4
(日経プレスリリース - 2007年1月26日)
抗インフルエンザウイルス薬「リレンザ」の予防に関する効能・効果承認を取得

リレンザ」はインフルエンザウイルスの主な増殖部位である気道に直接到達し、ウイルスの増殖を阻止する薬剤

「このたびの予防に関する効能・効果の対象者は、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者で、インフルエンザウイルス感染によるリスクの高い患者*に限られます。予防に用いる場合は、ザナミビルとして1回10mgを1日1回、10日間、専用の吸入器(ディスクヘラー)を用いて吸入します。投与対象者および投与方法は、添付文書に詳細に規定されています。

 インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチン療法です。「リレンザ」の予防投与はワクチン療法に置き換わるものではありませんが、インフルエンザウイルス感染症の患者がウイルスを放出している間、その患者の同居家族や共同生活者の感染のリスクを減少させることから、臨床的意義は高いと考えられます。」

ワクチンといってもいろいろあるのかな?ムンプスウィルスや日本脳炎の予防接種は、小さい頃(10代前半まで)にやれば、抗体ができて大丈夫なようだが、インフルエンザのワクチン療法というのは、すでに体内にインフルエンザウィルスが侵入した状態を想定しているのではないかと思う。

 ウィルスの転写そのものを邪魔する(ウィルスのRNAポリメラーゼを壊す)のか、転写されたmRNAをRNAiか何かで遺伝子破壊するのか?
 この新薬の仕組みを知りたい。


http://www.yakuji.co.jp/entry2095.html
「H5N1型トリインフルエンザウイルスに対する治療法が確立されていないうえ、耐性の発現も懸念されていた。T−705は、現在のインフルエンザ治療に用いられているノイラミニダーゼ阻害剤とは異なり、インフルエンザウイルスの増殖に必要なRNAポリメラーゼの働きを阻害する新しい作用を持つ。 」
なるほど