医療業界についてのごく簡単なこと
こういったことについては大学で教えてくれるところはなかなかないから、自分で勉強しようとしないといけないのだろう。
数字の規模として製薬会社はトップが1兆円(タケダ)で、ある薬が出ることの医療の側面以外の意味を知ることが「世間知らず」から遠ざかるための一つの方法だと思う。
http://ten-navi.com/med_equipment/
医療機器業界の市場規模は全世界では約20兆円といわれ、日本でも約2兆5000億円にのぼります。これは、米国に次ぐ世界で2番目に大きい市場です。
今後も、高齢化の進展による医療市場の拡大や、内視鏡手術、カテーテル治療といった新しい医療技術の開発・普及に伴った機器の更新などが見込まれ、さらなる堅調な伸びが期待される分野といえます。
http://www.jinzai-bank.net/careerlab/info.cfm/av/092/
製薬業界は9兆円産業と言われているほど大きな市場なので早い段階から国から厳しい規制がかけられ、ひとつの新薬を世に出すまでに非常に細かな開発活動が行われてきました。その規制の波が医療機器業界にも押し寄せ、医療機器の開発・発売に当たって製薬並みのモニタ活動や詳細な資料の提供などこれまで以上に厳しい条件を要求され始めました。そうしないと国から認可が降りなくなってしまったのです。そのために、今まで医療機器メーカーに少なかった専門家を採用しようという意欲が強くなっているというわけです。特に、薬事、申請、品質保証、品質管理、PMS、臨床開発のポジションがニーズ高くなっています。
http://gyokai-search.com/3-iyaku.htm
国内の製薬業界は再編・統合を繰り返しています。
05年4月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し、アステラス製薬が誕生。05年10月に大日本製薬と住友製薬が合併し大日本住友製薬が誕生。
07年4月には三共と第一製薬が経営統合し、第一三共が誕生。07年4月には第一三共ヘルスケアがゼファーマを吸収合併。07年10月には、田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併し、田辺三菱製薬が誕生しました。
さらに、19年3月決算で売上高2位だった第一三共が平成20年3月決算では3位に転落、代わってアステラス製薬が2位に浮上しました。
1 武田薬品工業 1兆3,748 16.7%
2 アステラス製薬 9,725 11.8%
3 第一三共 8,801 10.7%
4 エーザイ 7,342 8.9%
5 大塚製薬(医療関連事業) 6,402 7.8%
6 協和発酵キリン 3,921 4.8%
7 中外製薬 3,448 4.2%
8 田辺三菱製薬 3,156 3.8%
9 大日本住友製薬 2,639 3.2%
10 大正製薬 2,496 3.0%
18 ツムラ 947
製薬会社の売上高ランキングを見ますと、ランキング首位の武田薬品工業が一歩リード。2以下は混戦状態となっています。
製薬業界 基本情報
業界規模:8兆2,472億円
売上高純利益率:11.9%
前年比伸び率:+6.4%
総資産額:14兆2,715億円
労働者数:87,120人
平均年齢:39.9歳
平均勤続年数:13.6年
平均年収:710万円
規模が大きい業界ランキング
総合商社 88兆6,558億
家電 80兆8,141億
自動車 62兆3,622億
利益率が高い業界ランキング
製薬 11.9%
銀行 9.8%
ネット 7.7%