何を磨けば食べていけるのか?

医師免許を持つものが、多少の制度変更があっても、有利な条件におかれていて、技術の磨きがいのあるものは何だろうか?
・注射
予防接種が看護師はだめで、医者でなければいけない理由を知らないが、そう難しくはないだろうし、誰でもできなくてはいけないことだろう。

・ECGを読む
今の自動読み取りの機械の精度はどれくらいだろう。結局のところ機械に置き換わるのか?循環器専門以外は大体のことがわかれば問題ない?

・画像診断 X線、CT、MRI
これが自動化されるのはいつぐらいだろうか?放射線科のようにこの道一本の科もあるが。ちなみに放射線科の収入はどんなものなのか?画像は放射線技師も見るんだっけ?

・エコー
きれいなのを見れるようになるあて方は人でなくてはできないものか。これが得意な人というのがどれくらい重宝されるかを知る必要がある。

・病理診断
これの自動化は画像診断と同じように行われるのだろうか?ただ病変を切片にしてくる過程はやっぱり人間業か?これは、今のところプレパを見るのは医学部出身の病理医が専門職。外科医も見るのかもしれないけれど。病理は得意であればやりがいがあるか?

・手術
手術の腕を磨いて、自分の手で治すことができること。メスがあればどこでも生きていける、みたいなのは格好いい。腕さえよければどこかで雇ってもらえるし患者さんも来る。
問題は学生のうちのここの適性に自分で考え抜くことが非常に難しいように思うこと。ちょっと器用かな?くらいでいいのか?大成功までする確信を持てる人がトップにたつのか?あんまり難しいことはやれないから、ほかの先生のお手伝いになることが最初からわかって進む人はいないだろう。途中で運命が分かれるに違いない。それをリスクとみるのかみないのか?自信にみなぎっている人しか進めない領域なのだろうか?

・健康相談
保健所にいる人、保健師
産業医とかだったら出る幕があるかな?


・緩和ケアなど
今の病院で通常の業務をするよりは、患者さんの日常に近い空間。その人が生きること、死ぬことをみるのが中心の仕事か。若いうちからずっとこれをやるのは難しい気がする。



http://www.e-doctor.ne.jp/contents/anohito/a01-7s.html

―それが市場原理導入ですね。
そうです。今までの医療は理想的だった思います。ですがそれが維持されず、しかも医師の収入が減っていく状況になれば、これからの医師は努力していこうとか、皆のために良い医療を続けていこうという医師としてのプライドがなくなってしまうのではないか。もちろん「俺は医者だ」と、でかい面をしているような変なプライドは捨ててもらいたい。ですが夜中でも起きて往診したり、休みの日でも嫌がらずに診察したりすることが医師としての道だ、というプライドを持ってやっていくためには、ある程度の経済的裏づけを残していただかないとやる気が失せてしまうと思う。

―モチベーションが下がってしまう?
下げないためには自由診療や市場原理を取り入れなければならない。保険制度だけで食べていける今の状況では点数をごまかすとか、不要な薬を出すといった悪い方向に行く者が出る。例えばそれが医療指導料という形で報酬をいただけるようになれば薬を乱発しなくても生活できる。そうすれば医師としての本当の実力で生きていけるし、良い医療をすることで自然に患者さんも集まってくる。今は医師を均一化していることで良い面もあるが、同時に患者さんたちの選択肢を奪っているといえる。医師過剰時代に入ったようなので、下手な医師の所には行かない、といったシステムに移行すべきでしょう。