http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070615/gkk070615000.htmより

グローバルCOEプログラム 28大学63件を採択
 世界トップレベルの大学づくりを進めるため、文部科学省は15日、優れた研究活動に対し補助金を重点配分する「グローバルCOEプログラム」の採択結果を発表した。東大の「世界を先導する原子力教育研究」など28大学の63件が選ばれた。同プログラムには計281件の申請があったが、採択率は22.4%で、上智大や東京理科大など有力大も“落選”する狭き門となった。

 同プログラムは、大学院レベルの研究活動に国際的競争力をつけさせるための支援制度。平成14年度に開始したが、今年度から1件当たり年間平均2億6000万円に補助金額を倍増する一方、採択件数を半減した。

 文科省によると、今年度は全国の国公私立大計111校から申請があり、採択されたのは国立21校、公立3校、私立4校。特に私立は中央大、関西学院大など計31大学が不採択となった。

 採択は理系分野が大多数を占めたが、早稲田大の「演劇・映像の国際的教育研究拠点」など文系のユニークな活動も選ばれた。

 大学別では大阪大が7件でトップ。東京大と京都大が6件で続いた。私立では早慶のほか、関西大が初めて選ばれた。

 採択された大学名と件数は以下の通り。

 【国立】北海道3▽東北5▽筑波1▽群馬1▽東京6▽東京外国語1▽東京工業5▽お茶の水女子1▽横浜国立1▽信州1▽名古屋3▽豊橋技術科学1▽京都6▽大阪7▽神戸1▽奈良先端科学技術大学院1▽鳥取1▽愛媛1▽九州2▽長崎1▽熊本1

 【公立】静岡県立1▽大阪市立1▽兵庫県立1

 【私立】慶応3▽早稲田4▽立命館2▽関西1

(2007/06/15 23:32)

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070616-2より

2007年06月16日00時20分
●卓越した研究拠点、63件を採択=文科省
 文部科学省は15日、世界最高水準の大学院博士課程レベルの研究に予算を重点配分する「グローバルCOE(卓越した研究拠点)プログラム」の今年度分として、国公私立計28大学の63件を採択したと発表した。
 今年度は生命科学、人文科学、情報・電気・電子など5分野で公募。111大学から281件の申請があり、採択率は22%。
 最多件数は大阪大の7件で、以下、東京大と京都大(各6件)、東北大と東工大(各5件)などが続いた。私立は早稲田大の4件が最多。国公私立別では国立大50件(79%)、公立大3件(5%)、私大10件(16%)だった。
 同省は、2002年度にスタートした前身事業の21世紀COEプログラムからの改組に伴い、拠点数を半減させ、1拠点当たりの補助金額を倍増するなど「選択と集中」を強化した。
 この結果、21世紀COEで採択された同分野の113件のうち、104件が継続的に申請したが、採択は54件にとどまった。
 採択された拠点プログラムには今後5年間、1件当たり毎年約5000万−約5億円程度を交付。3年目に中間評価を行い、補助金の増減などを決める。(了)

http://unit.aist.go.jp/shikoku/kaiyou/kaiyou-jimu153.htmlより