http://hobab.fc2web.com/sub6-Bile_acid.htm

胆汁酸→コレステロールから誘導される

胆汁酸(胆液酸)は、肝臓の肝細胞で、コレステロールから生成され、胆汁として胆嚢に蓄えられ、脂肪などの食事を摂取すると、十二指腸に分泌される。


胆汁酸は、成人では、1日当たり20〜30gが肝臓から胆管(胆汁中)へ排泄され、小腸内で、脂肪酸の吸収に関与した後、小腸下部で、95%以上が、再吸収される(腸肝循環)。体内の胆汁酸のプール量は、約3〜5gで、この少量の胆汁酸が、毎日、6〜10回、腸と肝臓の間で、腸肝循環している。肝臓から分泌された一次胆汁酸は、胆嚢から多く排出されても、小腸から再吸収され、肝臓で、胆汁酸として、再利用される。糞便から排出される胆汁酸は、1日当たり0.5〜1.0g。胆汁酸は、糞便から排出された量に匹敵する量が、肝臓で、コレステロールから生成される。